勝手にお勧めこの1枚


ミュージシャン毎に、仮想店主が「やっぱりこれや!」というお勧めの1枚を勝手に選びました。そのミュージシャンの最高傑作というより、もし自分の店が持てたらこれを気兼ねなく(隣近所にも客!にも)ガンガンかけまくりたいアルバムという極めて身勝手な選び方です。ですから、中にはあまり名盤といえないヘンテコなものも混じってますのでご注意下さい。また、お断りしときますが、この店主、ムツカシイことはさっぱりわからんミーハー的JAZZファンですから、わかりやすいJAZZ(しかも頭ではなく体で)しか受け付けません。

キーワードは、スウィング、ブルージー、グルーヴィー、アーシー、ファンキー、ブラックミュージック、ワンホーン、ライブ・・・・ま、こんなもんかな?この言葉の羅列を見ただけで胃もたれ起こしそうな人は、この先、読まない方がいいと思います。大体、黒い、臭い、濃いの3Kを好む下品な趣味を持つ店主です。理屈ははっきり言って嫌いです。アホなことも書いておりますが、戯言と無視してくださいね。しょーもないことで友情を失いたくありませんから。

さらに厄介なことに、この店主1980年以降のJAZZの動向はまったく知りませんので、最近のミュージシャンやアルバムは入っていないこともご承知おきください。レーベル名ももちろんCDではなくLPレコード時代のものです。


ミュージシャン名:A-D ; E-H ; J-M ; P-S ; T-Z



[A] - [D]
Ayler,Albertアルバート・アイラー
Basie,Countカウント・ベイシー
Blakey,Artアート・ブレイキー
Brand,Dollerダラー・ブランド
Brown,Cliffordクリフォード・ブラウン
Bryant,Rayレイ・ブライアント
Coleman,Ornetteオーネット・コールマン
Coltrane,Johnジョン・コルトレーン
Corea,Chickチック・コリア
Davis,Milesマイルス・デイビス
Dolphy,Ericエリック・ドルフィー


[E] - [H]
Ellington,Dukeデューク・エリントン
Evans,Billビル・エバンス
Fitzgerald,Ellaエラ・フィッツジェラルド
Garland,Redレッド・ガーランド
Garner,Errollエロール・ガーナー
Gordon,Dexterデクスター・ゴードン
Griffin,Johnnyジョニー・グリフィン
Hawes,Hamptonハンプトン・ホーズ
Hawkins,Colemanコールマン・ホーキンス
Holiday,Billieビリー・ホリデイ
Hunter,Albertaアルバータ・ハンター

[J] - [M]
Jackson,Mahaliaマヘリア・ジャクソン
Jackson,Miltミルト・ジャクソン
Jarrett,Keithキース・ジャレット
Kelly,Wyntonウィントン・ケリー
Kirk,Rolandローランド・カーク
Little,Bookerブッカー・リトル
Mance,Juniorジュニア・マンス
Maria,Taniaタニア・マリア
Mingus,Charlesチャールズ・ミンガス
Monk,Theloniousセロニアス・モンク
Montgomery,Wesウェス・モンゴメリー
Murray,Davidデビッド・マレー

[P] - [S]
Parker,Charlieチャーリー・パーカー
Peterson,Oscarオスカー・ピーターソン
Powell,Budバド・パウエル
Rollins,Sonnyソニー・ロリンズ
Rushing,Jimmyジミー・ラッシング
Shepp,Archieアーチー・シェップ
Silver,Horaceホレス・シルバー
Simone,Ninaニーナ・シモン
Smith,Bessieベッシー・スミス
Smith,Jimmyジミー・スミス
Stitt,Sonnyソニー・スティット

[T] - [Z]
Taylor,Cecilセシル・テイラー
Turner,Joeジョー・ターナー
Vaughan,Sarahサラ・ボーン
Washington,Dinahダイナ・ワシントン
Weather Reportウェザー・リポート
Williams,Joeジョー・ウィリアムスおNEW!



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勝手にお勧めこの1枚 A〜D

Ayler,Albertアルバート・アイラー

アルバート・アイラーがこの項目のトップにあげられているのは、もちろんミュージシャンをABC順に並べているからです。しかし、私にとって一番思い入れがあるという点でも、彼はトップにふさわしいジャズメンです。
昔、大阪の関西テレビ横に、インタープレイ・ハチ(関西テレビは8チャンネル)というジャズ喫茶がありました。そこは25年前、私が「アルバート・アイラー・ラスト・レコーディングVol.1&2」(シャンダール)と衝撃的な出会いを果たした場所です。それまでも何回かJAZZを聴く機会はあったのですが、こんな不思議なそして感動的な演奏を聴くのは初めてでした。斬新なようでなにか懐かしい、鋭くえぐるようで暖かい、泣いてるようで陽気・・・なにかしら心に訴えてくるものがあります。

愛聴盤というのはこちらの精神状態によって変わるもののようで、その後学生時代はもっぱら「スピリチュアル・ユニティ」(ESP)の方を自分の部屋に篭って暗ーく聴いていたりもしました。魂の叫びに涙しながら・・・・。
でも今となっては、やっぱり「ラスト・レコーディング」が最高だと思います。「スピリチュアル・ユニティ」に比べると、なにかもやもやしたものがふっきれたような演奏で、聴いているものの心もふっきれさせてくれます。
フリージャズって、頭でっかちの理屈っぽい演奏が多くて私にはよくわからないのですが、アイラーの場合は、強く感性に訴えてくるものがあり、素人の私にもそれなりにわかる気持ちがします。私の場合、ゴスペルやブルースなどトラディショナルな黒人音楽や民族音楽をよく聴いていたので、特にそう思うのかもしれませんが。最近のJAZZの動向は全くといっていいほど知らないのですが、アイラーのように、頭でなく心で聴かせるジャズメンがたくさん出ていればいいですね。

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Basie,Countカウント・ベイシー

カンザスの田舎親父といった風体のベイシーが私は大好きです。バンドの演奏はもちろんですが、時折聴かれる訥々としたピアノソロのあの絶妙の間がなんともいえません。ビッグバンドは、圧倒的な大音量で聴かなければ値打ちが半減しますね。でも、私の場合、貧しい住宅事情がそれを許しません。せめて仮想ジャズ喫茶の中では、劇場用のアルテックで思いっきりでかい音でベイシー・バンドを聴きたい!!ビッグバンドの音の固まりに直撃されたい!!アルバムは、そうねえ「アトミック・ベイシー」(ルーレット)かな?ジャケットは日本人にとってはちょっと抵抗あるけど、中身はスイングしてまっせ!!


Blakey,Artアート・ブレイキー

アート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズ!いいですねえ。私はファンキー時代の5、60年代のものしか聴いてませんが、聞くところによると、その後もずっと有望な若手の養成機関として活躍していたとか。狭い範囲ですが私の知る限りブレイキーのアルバムは聴くものを失望させないものばかりです。その中でもやはり50年代のファンキーの臭いぷんぷんのがいいなあ。有名な「モーニン」(ブルーノート)とか、「サンジェルマンのジャズ・メッセンジャーズ」(RCA)とか。

でも、どれか1枚ということになると、当Birdlandといたしましては、「バードランドのアート・ブレイキーVol1&2」(ブルーノート)をかけるしかないでしょう。正確にはジャズ・メッセンジャーズ結成前ということになりますが、私の大好きなクリフォード・ブラウンとホレス・シルバーが参加しているし、冒頭に出てくるバードランドの名物司会者ピー・ウィー・マーケットの癖のある声がまたいいんですよ。やっぱりライブはいいなあ。


Brand,Dollerダラー・ブランド

私は西洋音楽からちょっとはずれた音楽を好む傾向にあり、故小泉文夫氏の世界の民族音楽などよく聴いていました。そんなわけで、南アフリカ出身のダラー・ブランドの正統派(?)JAZZからちとはずれた独特の雰囲気が好きで、結構レコードも持っています。
その中から仮想JAZZ喫茶でかけるとなると、やはり大ヒット作「アフリカン・ピアノ」(トリオ)につきると思います。懐かしいなあ。これって私がJAZZ喫茶通いをしていたとき、よくかかってました。実は家でもよく聴いています。繰り返されるテーマに体を預けてしまうと、JAZZ本来のスウィングとはまた違うノリ方が楽しめます。うーーん、エモーショナル!強く心に響くタッチです。


Brown,Cliffordクリフォード・ブラウン

私の一番好きなトランペッターです。彼の音は、美しく、たくましく、何よりもよく歌うこと歌うこと、アップテンポでもスローバラードでも素晴らしく、まさにラッパはかくのごとく吹くべし!!の見本であります。彼のアルバムから1枚だけ選ぶなんて至難の技で、特にブラウン〜ローチ・クインテットのものは名作ぞろい!すべてを1日中、かけまくりたいほどです。
これは責任をもって断言しますが、彼のレコードに関しては、
オススメなんて必要なし!!
何故ならすべてがオススメ!
どれを買っても後悔しない!!
とりあえずは収録曲が楽しい「スタディ・イン・ブラウン」(マーキュリー)をあげときますけどね。


Bryant,Rayレイ・ブライアント

「アローン・アット・モントルー」(アトランティック)モントルー・ジャズ・フェスティバルでのソロ・ライブですが、これまたジャズ喫茶でよくかかりました。ブルージーでまた独特のリズムがなんともたまらない、聴いててホント楽しい演奏です。モノクロ写真のジャケットも雰囲気ぴったりで大好きでした。世間の評価は、プレステッジでのトリオ演奏の方が高いようです。しかし、ジャズ喫茶で刷り込まれたせいか、レイ・ブライアントといえばソロ!というイメージが私の中でできあがってしまったようで「アローン・ウィズ・ザ・ブルース」(ニュージャズ)というブルースばかり弾いているソロアルバムも(ちょっと重たいけど)よく聴いてます。

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Coleman,Ornetteオーネット・コールマン

昔、フリージャズという楽しくないジャズが流行ったことがありました。当時のジャズ喫茶ではみんな腕組をして難しそうな顔をしてジャズを聴いていましたっけ。そのフリージャズの仕掛け人がこのオーネット・コールマンです.
しかしこの人の音楽は他のフツーのフリージャズの人とはちょっと違います。大変主観的な表現で恐縮なんですが、心に、体にしみとおってくるホンモノの音だっていう感じがするんです。フリージャズの古典とされる「ジャズ来たるべきもの」(アトランティック)の中の「ロンリーウーマン」という有名な曲があります。これを初めて聴いたときは、その音がしばらくの間、頭の中にこびりついて消えませんでした。
チャーリー・パーカーの真の後継者=オーネット・コールマン説というのがあるようですが、私はその説を断固支持します。もっとも私の場合、理屈ではなく感覚によるものでして、パーカーのアドリブを聴いているときと同じようなスリル感を、コールマンのアドリブを聴いているときに味わえるからです。

この1枚といえば上記のアルバムですが、他にも好きなアルバムはたくさんあります。中でも「ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン」(ブルーノート)は、ジャケットも素敵です(もちろん中身もね)。
ロック・バンドみたいな演奏の「ダンシング・イン・ユア・ヘッド」(A&M/ホライズン)は拒否反応を示す人が多いんですが、私の体は受け付けますね。これは大音量で聴くに限ります。あのしつこく繰り返されるテーマが頭の中どころか体にこびりついて、しばらく体も揺れてます。トルコの民族音楽でスーフィー音楽といって、同じようなテーマが繰り返される中、踊り手がぐるぐる回っていくうちに陶酔していくのがありますが、あれに近い感覚かもしれません。もちろんこのアルバムでも一番の聞き物はコールマンのアドリブなのですが。


Coltrane,Johnジョン・コルトレーン

コルトレーンは本当にジャズ喫茶でよくかかりましたし、自分でもレコードをよく買いました。この人、見るからにクソ真面目っていう感じがします。ロリンズを長島茂男とすると、コルトレーンは王貞治、いつも眉間に皺寄せてがんばってたりして・・・。すいません、真面目な人をついおちょくりたくなる悪い癖があるもんで・・・・。でもコルトレーンは好きですよ。
ところでコルトレーンの最高傑作とされる「至上の愛」(インパルス)を聴くときは、なぜか正座して厳かに聴くべしっていうような雰囲気があったような気がしませんか?私は某ジャズ喫茶で、初めて「至上の愛」を聴いたとき、あの声の部分で、思わずプッと吹き出してしまって、他の客に睨まれてしまったことがありました。コルトレーンを好きな人ってきっと真面目な人が多いんでしょうね。でも「至上の愛」も嫌いではないですよ。

でも、コルトレーンのこの1枚というと、やっぱり汗が飛び散ってきそうな激しい演奏が聴けるライブ盤がいいなあ。中でも「ビレッジ・バンガードのコルトレーン」(インパルス)が一番好きです。また、演奏スタイルはがらっと変わってしまうんだけど「ライブ・アット・ビレッジバンガード・アゲイン」(インパルス)も好きです。これは他のミュージシャンにも言えるんだけど、なぜかビレッジ・バンガードのライブ盤にはいいものが多いような気がします。


Corea,Chickチック・コリア

「リターン・トゥー・フォーエバー」(ECM)カモメのジャケットのこのアルバムが大ヒットしたのは、私が高校生のときでした。当時の私の仲間、つまり生意気盛りのガキの間では、難解なフリージャズを聴くことが高級なこととされ、アンソニー・ブラクストンと「サークル」をやっていたチックが評価されていました。ですから、ジャズ喫茶で「リターン・トゥー・フォーエバー」がかかるとチックもコマーシャリズムに堕ちたもんだと憤然と席を立つことがカッコいいとされていたのです。馬鹿ですねー、私もその一人でしたが。でも、実は好きでしたから、こっそり家で聴いていたんですよ。ますます馬鹿ですね。このアルバムはブラジルっぽい要素が入ってますが、私は元来、民族楽器が入ったり、アフリカっぽかったり、ブラジルっぽいのに弱いんであります。「ラ・フィエスタ」なんて最高!
この後、リターン・トゥー・フォーエバーはグループ名になり、その来日公演を聴きに行ったことがあるんですが、はっきり言って失望しました。カモメのアルバムとは全く別の音楽になっていました。

ますますますます馬鹿にされる恐れがあるので、内緒なんですが、実は「マイ・スパニッシュ・ハート」(ポリドール)というチックがスペインにかぶれて作ったアルバムも私のお気に入りでよく聴いております。他にもバイブのゲイリー・バートンとのデュオライブ「チック・コリア・アンド・ゲイリー・バートン・イン・コンサート」(ECM)も結構聴くなあ。泥臭いジャズという本来の私の好みとはちょっと違うんですが。

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Davis,Milesマイルス・デイビス

マイルスはJAZZ界のスーパースターでした。40年もの間、常に時代の最先端にたち、自らのスタイルを変革し続けていくなんて、ちょっと真似できるものではありません。ラッパ吹きとしては、私はマイルスよりもクリフォード・ブラウンやブッカー・リトルの音の方が好きです。しかし、JAZZミュージシャンとしてはマイルスが私にとってのスーパーアイドルですね。なにしろ部屋にでかでかとマイルスのポスターを貼ってたぐらいですから。私がJAZZを聴き始めた頃のマイルスって、オレンジ色のジャンプスーツを着て、馬鹿でかいサングラスをかけ、トランペットを真下に向けて吹いていて、そりゃあカッコよかったなあ。

数えてみると、私のライブラリーの中ではマイルスのレコードが一番たくさんありました。しかも、JAZZの歴史に残る問題作が目白押しなんだから、この1枚を選ぶなんて困ってしまいます。しかし・・・うーむ、待てよ・・・よーく考えると、私には愛聴盤というほど繰り返し聴くマイルスのレコードって思いあたりません。音楽聴かずにミーハー的にマイルス、マイルスって言ってただけなのかなあ?下品な好みの私にはマイルスのミュートトランペットの繊細さがもうひとつ心に訴えてこないし・・・・。その点、私好みのアルバムということなら、ライブで激しく吹きまくっている「ブラック・ホークのマイルス」(CBS)、「フォア・アンド・モア」(CBS)、「マイルス・イン・ベルリン」(CBS)とか「プラグド・ニッケルのマイルス」(CBS)かなあ。

でも、この1枚というには決め手に欠けます。ここは一つ、一番心に残っているアルバムという極めて個人的な選択で「アガルタ」(CBS)をあげましょう。なぜ「アガルタ」か?実は、私はこの大阪フェスティバルホールでのライブコンサートに行くことになっていたんですよ。ところが急用ができて行けなくなったという悔しい思い出があるのです。その次の来日公演(たしか6年間のブランクの後)には行けたのですが、やはりあの凄い「アガルタ」を生で聴きたかった!!
それ以外にもこの「アガルタ」、JAZZ喫茶でかけるにはピッタリという理由があります。ライナーノーツにこんな注意書きがあるんですから。
「このレコードは住宅事情の許すかぎりボリュームを上げて、お聴きください。」
姉妹作「パンゲア」に至ってはますます表現がエスカレートして
「このレコードはあなたの聴覚が麻痺しない範囲まで、ボリュームを上げて、お聴き下さい。」
と書いてあります。ホントその通り、JAZZ喫茶の大スピーカーの前で聴くとハマッてしまいますよ、これは。バックのリズムの洪水の中、マイルスが実に気持ちよくラッパを吹き放題しているんですが、なんか自分がマイルスになったつもりで、「独り舞台、吹き放題ええなあ」っていう気持ちになります。自分の家で近所に遠慮しながら聴いていたんではちょっと味わえない気持ちですね。
ま、要するにわたしのお気に入りのアルバムというのは、いつの時代でもラッパを吹きまくってるマイルスなんですな。

Dolphy,Ericエリック・ドルフィー

初めてドルフィーを聴いたとき、たぶんアルトサックスだったと思いますが、その不思議で、独創的で、挑発的で、そして魅力的な音に、心も体も思い切り揺さ振られ、興奮しまくったことを覚えています。さらに地を這うようにうねり踊るバス・クラリネット、小鳥の歌声のように天に響くフルートなど、どの楽器も今まで聴いたことがないような魅力的な音を奏でてくれます。まさにドルフィーは天才でした。彼のリーダーアルバムは1960年から、亡くなる64年までのたった4年の間にしか録音されていませんが、フリージャズをやろうが、ハードバップをやろうが、すべてのアルバムが素晴らしい。すべての音が素晴らしい。彼こそマイ・フェイバリット・ミュージシャンです。

この1枚というと、ブッカー・リトルと激しく熱くぶつかりあっている「エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイブ・スポット」(プレステッジ)も大好きなのですが、私としてはやはり「ラスト・デイト」(フォンタナ)を第一に推します。ワン・ホーンでアルト・サックス、バス・クラリネット、フルートでの演奏がそれぞれ素晴らしく、そして最後にドルフィーの肉声が聴けるんですから。
「音楽は終わると、空中に消えてしまう。もう一度とり戻すことはできない。」
いやいや、あなたの音楽は、いつまでも私たちの心に残り、消えませんとも。あなたのような独創的な音は、あなたの死後も誰にも真似できなかったのですから。

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