![]() BLUE NOTE/東芝 BST84084 1961年録音 (アナログ) |
前項でグルーヴ・ホームズが出たんで、今回はオルガン特集と続きます。オススメの1枚のジミー・スミスの項でも書いたんですが、オルガンの入ったR&B寄りのジャズって昔はまっとうなジャズファンが聴くもんじゃないという雰囲気があり、ジャズ喫茶でリクエストなんてまずできませんでした。こっそり買って家でこっそり聴くっちゅう、なんかビニ本の世界を思わせます。 このベイビー・フェイス・ウィレットは、ブルーノートがジミー・スミスに次いで売り出そうとした人です。音の厚みはそんなにないし、バカテクも持ち合わせていませんが、スミスにないアーシーな雰囲気がウリです。さすがシカゴのR&Bバンド出身のことだけはあります。そして、それにグラント・グリーンのギターがまた合うんですよね。なにしろオルガン、ギター、ドラムスという最小限の編成なんで、グリーンのギターが大活躍!グリーンファンにもオススメの1枚です。 |
![]() PRESTIGE 7199 1961年録音(アナログ) |
オルガン好きなプレスティッジは、ブルーノートよりずっと黒い音を聴かせてくれます。 このブラザー・ジャック・マクダフさんなんて、特に黒くて、ねっとりした、エモーショナルな演奏をする人です。 その上このアルバムでは、グラント・グリーンのブルージー、アーシーなギター、さらにジミー・フォレストの豪快なテナーが加わるってんですから、もう、全面真っ黒けですな。うーーん、このくどいほど執拗にくり返すフレーズがまたクセになりそう・・・・・。 後のマクダフのグループからはジョージ・ベンソンが出てくるんですが、当時のベンソンはもろにソウル・ギターを弾いていました。 しかし、まあ、ここではグラント・グリーンの演奏もなかなかゴキゲンなので、こっちを選んでみました。ジミー・フォレストも好みだし・・・。なんか、今回はオルガン特集と同時にグラント・グリーン特集をやってるみたいですね。 |
![]() BLUE NOTE/東芝 BST-84187 1964年録音 (アナログ) |
同じくグラント・グリーンが参加したオルガン・クァルテットですが、雰囲気はガラッと変わります。 このラリー・ヤングさん「オルガンのコルトレーン」と言われているほどの人で、上記の「お約束」みたいなオルガン・ソウル・ジャズとは違った革新的なアプローチを試みています。 グラント・グリーンもちょっとよそゆきの演奏です。そしてテナーはサム・リヴァース(この演奏はちょっと好みではないなあ・・・・。)、ドラムスはエルビン・ジョーンズというユニークな顔合わせです。 そして、 このアルバムは斬新なセンスのジャケットデザインでも評判になりました。ホントお洒落ですね。垢抜けてますね。上記の2枚のジャケットと比べてもエライ違いです。 でも、演奏の方は、今聴いて見ると、そんなに斬新って感じに聞こえないから不思議です。今の耳で聴くと、むしろ、泥臭い、ソウルフルなオルガンの方が新鮮に聞こえたりします.。私がジャズから離れていた時代(結構最近のことだったかな?)若い人の間で(クラブシーンたらなんたら・・踊りに使ってんの?)オルガンジャズがもてはやされたときがあったそうですが、若い人の耳にもかえって新鮮に響いたのかな? |