![]() POLYDOR 30MJ9010/11 1976年録音(アナログ) |
前項「アルマンドのルンバ」のオリジナルが入ってるのがこの2枚組のアルバムです。こちらのバイオリンは、ジャン・リュック・ポンティ、この1曲だけのために参加しています。タイトルやジャケット写真を見ればわかるように、このアルバムは、チックがスペインにかぶれて作ったものですが、彼の音楽とスパニッシュな雰囲気がほどよくブレンドされて、とても好ましい作品に仕上がっていると思います。ま、彼自身ラテン系らしいし、名盤リターン・トゥ・フォーエバーの中の名曲「ラ・フィエスタ」もラテン系で、もともと相性がいいようですね。 このアルバムの中でチックはいろいろなキーボードを駆使して聴かせてくれますが、やっぱりアコースティック・ピアノがいいですね。スタンリー・クラークのアコースティック・ベースやゲイル・モランのヴォーカルも効果的に使われています。やっぱしこのアルバムは、明るい部屋でさわやかに聴くべきでしょうな。 |
![]() PHILIPS 20PP-25 1974年録音 (アナログ) |
気分はスパニッシュどころか、ほんまもんのスパニッシュの登場です。邦名パコ・デ・ルシア・ライブ。フラメンコ・ギターの天才パコ・デ・ルシアが、マドリードの王立劇場で行ったライブですが、ここは普段オペラやクラシックしか行われないところなので、フラメンコ界にとっても意義のあるコンサートだったということです。 この後、彼はアル・ディメオラなどと共演してジャズ・ファンにも名前を知られるのですが、ここで聴かれるのはあくまでもフラメンコの演奏。しかし、その情熱的でソウルフル、スリリングなプレイは優れたジャズ・ミュージシャンのインプロビゼイションと同等の興奮を与えてくれます。しかもライブですから、聴衆(本場のスパニッシュでっせ)の反応の良さとあいまって(何言うてるかはわかりませんが)ぐいぐい盛り上がっていくのがもうなんともたまらなくいい感じです。最後の曲「ルンバ」にいたっては、もう最高、興奮の極みですな。 |
![]() CBS FC37152 1980年録音(アナログ) |
上記のパコ・デ・ルシアにアル・ディメオラとジョン・マクラフリンが加わったいわゆるスーパー・ギター・トリオのライブ盤です。日本にはアル・ディメオラのかわりにラリー・コリエルが参加して公演し、スタジオ録音盤を残しています。ギターをやってる人ってやっぱりフラメンコ・ギターには一目置いているんですね。 アル・ディメオラは、まあ、前からスパニッシュな傾向があったけど、ジョン・マクラフリンまでがアコースティックでこんな演奏をするとは思いませんでした。冒頭曲はパコとアルのデュオで、バカテク見せびらかし大会みたいなとこもありますが、それはそれで興奮させられます。マクラフリンもパコとのデュオでは土俵が違うと思いきや、なかなかがんばってついていってます。3人で弾く曲もあるんだけど、ちょっとごちゃごちゃした印象があって、私としてはパコが絡んだデュオが一番気に入ってます。 |