![]() ECM- 1 - 1152 1979年録音(アナログ) |
前項で紹介したアーサー・ブライスがデビット・マレイとともにフロントでバリバリ吹きまくっているのがこのアルバム。で、バックで凄いリズムを叩き出しているのがリーダーのジャック・デジョネット。彼がこの前に編成したニュー・ダイレクションの頃から大好きでした。だって、この頃巷はフュージョンばっかしで他に聞くもんなかったんだもん。このスペシャル・エディションはアルバム毎にサックス陣をそのときどきのイキのいい若手を登用していくんですが、私はやはり当時のロフトジャズを代表するこの初代サックス陣が一番好きです。B面にはコルトレーンの2曲が入ってますが、ドルフィー命の私にとっては何と言ってもA面冒頭曲"ONE
FOR ERIC"のマレイのバスクラが感涙ものでした。 この間、「ブルースブラザーズ2000」という映画を観てたら、このデジョネットさんが出演してて楽しそうにドラムを叩いていたけど、この時代の彼ってホント日々新しい挑戦って感じで輝いていたなあ。 |
![]() ECM- 1 - 1205 1980年録音(アナログ) |
私のJAZZのコーナーの謳い文句は、「5〜60年代の黒っぽいジャズ」となってます。でも、このページはなんとECMで固めちゃいますね。70年から80年ってフュージョン全盛だったけど、アレって私には全く性に合いまへん。それにオーディオに興味も持ち出したんで透明な音作りに定評があったECMのレコードも実は結構買ってたんであります。 このOLD AND NEW DREAMSは、オーネット・コールマンとの共演経験者ドン・チェリー、チャーリー・ヘイデン、デユーイ・レッドマン、エド・ブラックウェルの4人からなるグループで、前作は有名な「ロンリーウーマン」をタイトル曲にしたものでした。これらが出たときは上記のスペシャル・エディションのときと同様「マトモなJAZZが聴ける!」と嬉しかったものです。 といいながら、この中で私の一番好きな曲は日本のどっかの民謡を思わせるドンチェリー主導の2曲目です。純正JAZZとははずれていくんですが、私はチェリーの民族音楽志向のこういう部分が大好きなんですよ。 |
![]() ECM- 1248 1982年録音(アナログ) |
上記のOLD AND NEW DREAMSのうち3人がメンバーに入っているこのアルバムは69年の大傑作「リベレイション・ミュージック・オーケストラ」の続編にあたるものです。リーダーはチャーリー・ヘイデンですが、仕切っているのは前作同様作編曲のカーラ・ブレイのようです。 13年前に出た前作はその前衛性においても、そして当時のジャズ・シーンに与えた衝撃においてもケタはずれの問題作でしたから、どうしてもこの2作目の印象は弱くなります。しかし、時代への影響力とかそういうものを抜きにして一つのアルバムとして聴いてみると、本作は実によく考えられて構成されており、一気に両面を聴き終わってしまう傑作です。私はまだ聴いたことがないのですが、90年頃、第3作も発表されたそうで、ますます影が薄くなりそうなので、応援の意味もこめて紹介してみました。難を言えば、スペイン市民戦争の意味が我々日本人にはようわからんことでしょうか。対ファシズムとか義勇軍とか断片的な知識はあるんですが・・・・向こうの人には相当思い入れがあるんでしょうね。. |