
昆陽池(向こうの建物は昆虫館)
大阪国際空港(実は兵庫県伊丹市にある)を利用された方は、ひょっとして離着陸の際、窓の下に日本列島をかたどった島のある池をご覧になっているかもしれない。これが昆陽池公園である。シーズンはもちろん冬。多いときは4000羽ものカモが到来する。街中で、こんな狭い面積の池にこれだけの野鳥が集まるところは他にそうないだろう。しかし、それだけではない。ここの特徴は、なんといっても、至近距離からカモを見ることができるということだ。
ここはコブハクチョウを羽を切らずに飼っていることでも有名で、餌どきになると豪快な飛翔シーンが見られ、それだけでもアマチュアカメラマンを呼び寄せているが、この餌場に冬はカモ達が集まるのである。
といってもすべての種が集まるのではなく、オナガガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロが御三家である。それにハシビロガモとユリカモメが混じり、壮絶な餌の奪い合いを演じてくれる。
オナガガモやヒドリガモにいたっては、完全にドバト化し、人間が座っているベンチまでヨタヨタ歩いてきて餌をねだるんで、「おいおい、もうちょっと野鳥としてのプライドを持てよ」と言いたくなってしまう。
それに対してホシハジロは、池の真ん中で首を埋めてもっぱらお昼寝。マガモ、コガモ、カルガモ、ミコアイサ、ヨシガモ、オカヨシガモなどは池の真ん中で餌をとったり日本列島で休んだりしている。日本列島の水辺にはときどきバンが姿を見せるし、トビの木やゴイサギの木なんかもあるし、たまにオオタカがとまっているときさえある。
餌場の近くの岸にもたくさんのカモが休んでおり、ときどきアメリカヒドリやトモエガモといた珍客もいたりする。私は以前、ここで、木の根元で休んでいるトモエガモを2mの至近距離で見て感激したことがある。またヨシ原にはツリスガラが潜んでいることもあるので要チェック。餌場の反対側の遊歩道ではイカルやカワラヒワが見られるし、カワセミもよく見掛ける。
昆陽池センターでは2階から池全体を望遠鏡で眺めたり展示物を見たりできるので、寒い冬には休憩に最適である。喫茶店もあるし、売店もある。また昆虫館は有料だが、暖かい温室でいろいろな蝶が舞うのを眺めるのも楽しいし、これまた屋上から池を見渡すこともできる。
はずかしながら下に手書きMAPを掲載するので参考にしてね(色までは手がまわらなかった・・・)。今はちょっと変わっているかもしれないなあ。
阪急電車を利用。神戸線、塚口駅で伊丹線に乗り換え、終点伊丹駅で下車。
駅前より、伊丹市バスで松ヶ丘行きに乗車して約15分。バス停松ヶ丘で下車。